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日本政策金融公庫の創業融資はインターネットからも申し込みが出来ることをご存知でしょうか。
この記事では創業融資におけるインターネット申し込みの流れやポイントなどを解説していきます。
日本政策金融公庫の創業融資でインターネット申し込みを利用するメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
●申し込み手続きがオンライン上で完結する
●24時間365日、いつでも申し込むことができる
●入力内容を一時保存できるため、好きなタイミングで手続きの一時中断・再開ができる
創業融資に申し込む場合、日本政策金融公庫の支店の窓口で相談するという方法もありますが、この場合はあらかじめ予約する必要があります。
さらに、支店の窓口は原則平日の日中しか営業していないため、スケジュール調整が難しい方も少なくないでしょう。
この点、インターネット申し込みであれば土日祝日や夜間でも申し込みすることができ、さらに入力内容の一時保存なども可能なため、忙しい方でも自分の都合に合わせて申し込みすることができます。
創業融資を申し込む方は「会社員をしながら創業準備をしたい」という方も多いため、インターネット申し込みはそういった方にもおすすめの方法と言えます。
インターネットによる申し込みをスムーズに行うために、以下の準備を事前にしておくようにしましょう。
インターネット申し込みの前に、必要書類を用意してPDFやExcelなどの電子データ化しておくことをおすすめします。
紙の書類も事前に電子データ化しておくことで、アップロード作業をスムーズに進めることができます。
スキャナーや複合機などデータ化するためのツールを持っていないという方は、コンビニのマルチコピー機などを利用してデータ化することも可能です。
また、保存したデータは書類の内容がわかるようなファイル名を付けておくと管理がしやすくなります。
なお、インターネット申込に必要な書類に関しては以下のページもご覧ください。
<日本政策金融公庫の創業融資の流れやポイントを解説>
インターネット申し込みの場合、推奨されていないブラウザを使うと動作に不具合が生じる可能性もありますので、推奨されているブラウザを確認しておくことが大切です。
なお、日本政策金融公庫が推奨しているブラウザとしては、以下が挙げられています。
<パソコン>
●Microsoft Edge最新Ver.
●Google Chrome 最新Ver.
●Mozilla Firefox 最新Ver.
●macOS版 Safari 最新Ver.
<スマートフォン・タブレット端末>
●iOS版 Safari 最新Ver.
●Android版 Google Chrome 最新Ver.
※日本政策金融公庫「事業資金インターネット申込操作ガイド」参照
また、ブラウザの設定状況によってはシステムが正常に機能しない場合があります。
インターネット申し込みを検討している方は、お使いの端末における「Cookieの有効設定」や「ブラウザの最新バージョンへの更新」など、環境設定を確認・調整しておくことをおすすめします。
ここからは、実際の創業融資のインターネット申し込みの流れについて解説します。
まずはインターネット申し込みのためにメールアドレスを登録します。
メールアドレス登録の大まかな流れは以下のとおりです。
1.日本政策金融公庫公式サイトのTOPページ「融資のお申込みはこちら(国民生活事業)」を押下する
2.次の画面で「インターネット申込(事業資金)はこちら」を押下する
3.申請者本人のメールアドレスを入力し、注意事項等に同意してメール登録を行う
4.届いたメールに記載されているURLリンクを開く
登録したメールアドレスに問題が無ければ、日本政策金融公庫からメールが届きますので、その後はメールに記載されたURLに24時間以内にアクセスすれば、メールアドレスの登録は完了となります。
なお、迷惑メール対策としてドメインによる受信制限を設定している場合は、この日本政策金融公庫からのメールが届かないことがあります。
メールを確実に受け取るために、「@jfc.go.jp」のメールは受信許可設定をしてからメールアドレスの登録手続きをするようにしましょう。
送られてきたメールのURLにアクセスすると申し込みフォームになりますので、必要事項を入力していきます。
なお、「申し込みフォームに入力していく情報」と「創業計画書または事業計画書に記載されている内容」は一致していることが求められます。
そのため、申し込みフォームに必要事項を入力する際は、創業計画書や事業計画書の記載内容を確認しながら、相違のないように入力を進めるようにしましょう。
必要事項を最後まで入力して、「書類提出画面へ進む」ボタンをクリックします。
画面が切り替わったら「資料アップロード画面へ」ボタンを押下し、事前に電子データ化しておいた書類をアップロードしていきましょう。
ファイルを選択した後、「アップロード」ボタンをクリックすることで、必要書類がアップロードされます。
書類のアップロードまで終えたら、入力内容の最終確認をします。
入力した項目の一覧が表示されますので、まずは申し込みフォームに入力した内容をきちんと再確認するようにしましょう。
修正が必要な項目が見つかった場合は、入力画面に戻って正確な情報に修正する必要があります。
続いて、必要な書類を正しく添付できているかもチェックします。
「申請者の本人確認書類」をはじめアップロードした書類の一覧が画面に出ますので、差し替えが必要な場合は資料を添付する画面に戻り、正しい書類を再度アップロードし直してください。
内容に問題が無いことを確認したら、ここでいったん「お申込内容を保存・印刷」ボタンを押し、入力内容を保存・印刷しておくようにしましょう。
申し込みが完了した後は、入力内容の確認が出来ない仕様になっており、後から入力内容を確認する場合もあるため、インターネット申し込みをする際は必ず申し込み内容を印刷、または保存しておくようにしましょう。
ここまでの対応が完了したら、「申込む」ボタンを押すことで申し込みが完了し、登録したメールアドレスに受付完了の通知メールが届きます。
日本政策金融公庫に問い合わせを行う際に必要となる「登録番号」などがメールに記載されているため、きちんと保存しておくことが大切です。
また、メールが届かない場合は申し込みが未完了の恐れもあるため、日本政策金融公庫に確認するようにしましょう。
インターネット申し込み後の流れは以下のようになります。
インターネット申し込み後、1〜2週間ほどで日本政策金融公庫の担当者から面談に関しての案内がくるので、都合の良い日を伝えて面談日を決定しましょう。
面談当日は、本人確認書類や通帳など持参が必要な書類もあるため注意が必要です。
また、状況によって追加資料の提出を求められることもあるため、どういった書類の準備が必要か前もって確認しておくようにしましょう。
インターネット申し込みの内容や面談時のやり取り、提出された書類などを踏まえて審査が行われ、創業融資を受けられるかどうかが判断されます。
審査では、創業する事業の内容や将来性、実現可能性などに加えて、申請者の信用情報や自己資金などもチェックされます。
創業融資を受けられることが決まると、日本政策金融公庫から契約書類が郵送で届きます。
契約書類の内容が間違っていないかをしっかりとチェックし、必要事項を記入して書類を返送しましょう。
通常は契約書類が公庫側に到着してから概ね3営業日後に融資金が入金されますが、記入ミスや記入漏れ、返送の遅延などがあるとその分入金も後ろ倒れますので、返送する前に念入りに確認することが大切です。
なお、インターネット申し込みから創業融資実行までは、おおよそ1か月ほど要します。
今回は、創業融資でインターネット申し込みをする場合の流れについて解説しました。
インターネット申し込みは利便性が高く、手続きもそこまで難しいものではありませんので、創業融資をご利用の際は積極的に利用してください。
創業融資てづくり専門支援センターでは、累計4,500件以上に及ぶ創業融資サポート・創業計画書・事業計画書の作成支援に携わっており、豊富な経験とノウハウをもとに着手金なしの完全成功報酬(一律固定)にてサポートさせていただいています。
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