女性の創業時に当たっては、ビジネスプランや事業計画を作成する事以外にも様々な課題が見受けられます。
特に女性ならではの課題を知り、対策を取る事でより現実的なビジネスプランを作り上げていく事が可能です。
起業してからどの段階においても「人・物・金」の問題は取り上げられますが、起業時においても「人」の問題も多くあります。
とりあえず開業・起業のタイミングに間に合わせるように人の採用計画を作って行動していきますが、思うような人が採用できなければ、そのタイミングに合う人を採用してしまう「妥協」をしてしまう事もあります。
一期一会の考え方もありますので、一概にそれが悪いと言っているわけではありませんが、やはり、自分の理念であったり、方向性に合った人を採用する事が重要な要素になります。
事業が順調であったり、コミュニケーションが取れている時は問題にはなににくいですが、事業が思うような方向に進まなかったり、コミュニケーションを取る時間や回数が少なくなるとどうしても、ぶつかってしまったり、自分には違う事を考え始めたりすると、「溝」ができてしまう傾向が多く見受けられます。
そのような時でも理念や方向性に十分理解をしてくれている人であれば、乗り越えられますが、そうでない場合は乗り越えるのに時間が多く使ったり、最悪の場合はその人が辞めてしまう事にもなりかねません。
いくら雇用の関係が絶対であっても、「溝」ができてまま仕事をするのはお互い気分良いものでもありませんし、雇われる側も仕事に求めるものはお金だけではありませんので、その他の要素は必ず求めます。
特に起業時・創業時は苦しい局面も多く訪れる事も多いため、是非人の採用については十分検討が必要になってきます。
自分の理念や方向性を理解してくれる人は身近にいたり、また同じ職場、仕事をしてきた人が多い傾向にもあります。
創業前に事業のリスクヘッジや、「あれも一緒にやってみたい」という事で、2つの事業を並行して事業を開始するパターンも見受けられます。
それはそれで事業がうまく回れば問題ないですが、事業の経験がない、もしくは、2つ事業の柱を作ってしまったがために、どちらも深堀できていない事業プランになってしまっているがために事業を開始してから、軌道修正の連続が続く場合があります。
始めたらからには2つとも成功させたい、課題を改善したいという想いもあいまって、毎日夜遅くまで改善案を考えたり、準備に時間を取られたりと、生活のリズムが変わって、無理した結果、体調を崩してしまう事もあります。
気持ちは多いに理解できますが、体は資本でもありますし、変わりは効きません。
それこそどちらとも中途半端になってしまっては、改善のスピードも遅れます。
2つの事業はリスクであるというわけではなく、2つするのであれば、それぞれの事業計画をしっかり作り込む事、そして、その相互の関係性を考えて、無理なくスケジュールをこなす事ができる、実現可能な計画を立てる必要性があるということです。
また目先の売上を追って行くことはとても重要な事ですが、まずはできる範囲から達成していく事で一つ一つの課題を修正し、結果的に成果を生み出す事もできるようにもなります。
起業前の事業計画が重要な要素にもなりますが、目先だけではなく先を見据えてしっかりと計画を立てていきたいものです。
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『 女性起業家が創業時・事業計画書作成時にやっておきたい事 』
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