起業の資金を考える事は起業家の皆様にとっては共通課題でもあり、重要なポイントでもあります。
起業家の方とお話させていただくと、皆様共通して、起業時の資金は抑えたいと言われる方がほとんどです。
もちろん、起業後の事業が必ずうまくいくという保証がない事と、資金をなるべくすり減らしたくない、いざという時のために確保しておきたいと考えられている事が挙げられます。
起業家の皆様共通してその考えがあるため、その補助をしてもらえる助成金や補助金(返済必要がない)が大きな関心があるものでもあったりします。
ただ「できるだけ起業時の資金を抑えたい」という考え方が先行しすぎてしまうと、本当に必要なものに対してコストをかけなければいけない事から目を背けてしまっては、その成功するものも上手くいかなくなってしまう側面もあります。
その解消としては、これから立ち上げていく事業内容やビジネスモデルをもっと深く考えて、「本当に必要な資金はどれくらいなのか」を見極める事で解消されていきます。
一番重要な点として、その事業の成功する要因=勝ちパターンを構築するにあたって必要な資金を投下出来ているかどうかが重要です。
新規集客が必要であれば、集客手法に必要な資金を投下する事が必要になりますし、リピート顧客を育てていくことが重要であれば、内装や原価に資金を投下していく事も重要な要素になります。
まずは事業の根幹である「最大限に重要な要素」に対してどれくらい資金が必要かを考えることが重要になります。
次に設備面で絶対に必要なもの、あれば良いもの、あってもなくてもあまり変わらないものを計画します。
そこから最初の時点でコストをかけなければいけないもの、その後でもあまり大きな影響のないものを考えていくと、起業時に必要な資金が見えてきます。
また、事業開始後も想定売上計画のMINとMAX値をより深く計画して、MINからどれくらい資金を投下すれば、そのラインが引き上げられるのかを考えていく事でも起業時の必要な資金が明確になっていきます。
その他にも自分一人だけでは客観的な視点が欠ける事も多くありますので、第三者の視点で起業時の必要な資金内容を確認してもらう事も一つの方法です。
あらゆる角度から事業内容を見つめて、本当に必要な資金を導き出していただければと思います。
① 起業する前に知っておきたい21の知識
② 新規事業を成功へと導く立ち上げ時に検討すべき8つの思考
③ 資金調達を計画する時に知っておきたい考え方
④ 事業計画作成において把握しておきたい必要ポイント
⑤ 業界別の創業融資や事業計画書作成のサポート
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