当センターでは、融資のご相談をいただく前に「なぜ今回融資を受けたいとお考えになられたのか?」という事を伺います。
起業家・経営者の皆様の事業モデルは多種多様です。
細かな理由は、皆様ぞれぞれあります。
しかし、根底にある理由は、ある程度共通するものが多くあります。
以下融資を実際に受けられた起業家の皆様の共通した理由を掲載しています。
これから起業を考えている、創業融資を検討している起業家・経営者の皆様が、創業融資を受ける判断基準としてご参考にしていただければ嬉しい限りです。
また不明な点や詳細等、気になる点がございましたら、お気軽にメール、お電話でのお問い合わせをお待ちしています。
これから起業しようと考えた場合に、まず事業モデルを先行で考える事が多いかと思いますが、その後に考える事としては、「起業に必要な資金」です。
今までの貯蓄でカバーリングできたり、スポンサー・出資者・親等に資金を支援・援助してもらえるのであれば、融資を考える事は必要ないかもしれません。
ただ多くの起業家の皆様は支援してもらえる恵まれた環境にあるわけではありません。
では、資金が足りないから「起業を諦めるのか」と言えば、そうではありません。
そこで考えるのが、金融機関による「創業融資」の制度です。
ご自身の始められたい事業モデルに対して、明らかに足りない事業資金の借り入れをすることで事業が始められ、そして収益が上がれば、金融機関としても融資された資金を返済してもらえるため、両者がWINWINの関係になります。
こういった資金が足りなくても融資を受ける事で事業を開始する事ができる制度が「創業融資」になります。
とは言っても、無条件に融資を受けられるわけではありません。
起業家・経営者の皆様が融資を受けられる条件にあるのか、通常通り申請すれば条件に沿わないが、見方を変えれば融資の条件に合う場合も多くあります。
かき集めた起業に必要な資金の多くは、設備に必要な経費として消えていきます。
例えば、物件の取得費用、内装・改装費、備品、商品仕入れ費用、当面の生活費など・・・
特に事業が成功するかどうかはやってみないとわかないなどの不安から当面の生活費として資金を確保するために初期にかかる費用も抑える傾向にあります。
潤沢な資金があれば別ですが、そこで大抵削られるのが「集客の為の広告費」となります。
「もうすでに取引先がある」「売上を上げる見込みがある」のであれば、集客のための広告費は抑える事ができますが、そうでない限り、集客のためのコストを削ったり、抑えたりする事は事業の収益化のスピードが遅れる事につながります。
また飲食店や美容関連、WEB集客に代表されるような「一定の広告費」をかける事で、収益ラインに必要な集客をする事ができるビジネスモデルも多く存在するのも事実です。
このような集客で使用する広告費を捻出するために、融資を受けて初期の費用に経費を回す事で、収益ラインに必要な集客を実現することも可能となります。
現在、融資を検討しないでギリギリの事業計画を立てている起業家の皆様、1度整理してご検討下さい。
ギリギリの事業計画はやはりリスクが大きくなりますので、最低限のゆとりを持った事業計画を考えて下さい。
これも融資を検討する時の大きな理由となります。
起業時に使える資金内でやりくりする場合は、その範囲内でできるクオリティですが、中には我慢や妥協しなくてはいけない場合もあります。
我慢や妥協をしても、起業後の事業モデルに影響を与えなければ問題はありませんが、その我慢や妥協によって、新規集客、リピート、取引先との受注関連に大きな影響を与えるのであれば、影響を与えない範囲まで初期の投資を考える必要があります。
ただ、過剰な投資でやりたい事だけやって収益化につながらなければ後悔することにもなり得ます。
そうならないためにも事前に事業計画書を念入りに作り込む事が必要となります。
どうしても開業・起業間近、事業開始直後は事業モデルが上手くいくのか、計画通りに安定するのか、など不安が大きくなるかと思います。
そういった不安を解消する方法の1つとして、当面の「ゆとり」となる資金を作るという意味で融資を受ける事も多くあります。
ゆとりの資金があると、最小限の守りの経営ではなく、思い切ったアクションプランを実行する攻めの経営をする事で、正しい意味での検証・改善をする事ができます。
その結果、その後の経営にも大きな影響を与えます。
事業開始後はすべて計画通りいく事は少ないのが現状です。その場その場での軌道修正がどうしても必要になります。
そのような時にギリギリの事業計画であると、コストをかけない保守的なアクションばかりに偏り、視野も狭くなる分、先が見えずらくなる事もございます。
安心して事業を展開していくためにも、思い切ったアクションプランを実行するためにも、ある程度ゆとりある事業計画をご検討下さい。
自己の限られた資金であると、様々な部分で経費を捻出しなければいけなくなり、「選択と集中」という考え方が弱くなり、万遍なく経費を回す傾向になります。
そのような時に、集中投下できるための資金があれば、事業化、収益化をスピード感持って展開する事が可能となります。
また現在ではニッチ分野に対するアプローチも多くあり、このような事業モデルの場合は「タイミング」も重要な要素になります。
そういった適切なタイミングに集中投下できる資金があればスピード感を持ってシェアを獲得する事も可能です。
そのようなタイミングを逃さないためにも融資で資金を確保できていれば、結果も大きく変わります。
事業でより確実に成功してくために、事業が軌道に乗るまでは「兼業」というスタイルで進めていくことも多くあります。
もちろん兼業として進める事は正しい選択です。
ただ、かなりの確率で「機会」を失う事も事実です。そうなると、やはり収益のスピード化が遅れたり、専業に切り替わるまで時間が必要になります。
特に専門性の高い事業等は繰り返し経験を積むことでより事業を大きくできるものも多くあります。
そういった機会を逃さない為にも、専業としての経験を積むためにも、融資を検討される起業家様が多くいらっしゃいます。
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『 開業時の必要資金』
① 日本政策金融公庫の融資
② 創業融資支援の成功報酬はないのでしょうか?
③ 1000万円程の創業融資を受ける事は可能でしょうか?
④ 開業計画書を考える4つの視点
⑤ 開業時は日本政策金融公庫と銀行どちらが融資を受けやすいのでしょうか?
① 起業する前に知っておきたい21の知識
② 新規事業を成功へと導く立ち上げ時に検討すべき8つの思考
③ 資金調達を計画する時に知っておきたい考え方
④ 事業計画作成において把握しておきたい必要ポイント
⑤ 業界別の創業融資や事業計画書作成のサポート
事業を開始するに当たり、開業資金が必要、事業資金を確保したい、新規事業を始めたい、多角化経営、事業転換したい起業家・経営者・担当者様向けに事業計画書作成代行・創業融資のフルサポートを創業融資の専門家が行います。
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