起業・創業をしていく上で、事業のセールスポイントを明確にする事は重要になります。
その事業の「核」となるのと同時に、「顧客が購買・導入する一番の理由」ともなります。
この点は新規事業を立ち上げる時も同じ事が言えます。
ですが、同じような事業や業種であると、似たようなビジネスモデルになりがちです。
多少の違いや特徴を作れたとしても、顧客から見ると、決定的な違いとは理解しづらく、価格や利便性で購買・導入が決定されてしまいます。
知合いや既に取引先があれば、大きなセールスポイントを作る必要はないかもしれません。
ただ新規の顧客を取り込む必要がある事業モデルであれば、「そのセールスポイントがあるからこそ、その商品やサービスを選んだ」という結果にする事が必要になります。
一般的にセールスポイントというと、事業の中身を見渡して、特徴となるところを探し出して、「ちょっと変わった」ポイントや、「目新しいかもしれない」と思うところをセールスポイントにしてしまう事も多くあります。
「自己分析型」のセールスポイントの導き出し方になりますが、それは果たして競合と比較して、顧客から選ばれるポイントに成り得るのかを考える必要があります。
少しでも疑問に思う事があれば考察する必要があります。
改めてセールスポイントを考えていくと、
・競合が行っていないもの
・目新しいもの
・まだ誰も着手していないもの
・大多数の顧客が「あったらいいな」と思うもの
などが代表的なものとして挙げられます。
このような視点でセールスポイントが作れる事は大変素晴らしい事ですが、簡単にそのようなセールスポイントを作る事が出来るものでもありません。
では、世の中の起業家・経営者全てがそのようなセールスポイントを持っているのか?と言うとそうではありません。
その他の観点からもセールスポイントを作る事は可能です。
例えば「スピード対応!」と言うのも他の競合と比べて出来ているのであれば、それは大きなセールスポイントになります。
特に最近の顧客ニーズとして「早い」というのは大きなニーズがあります。
その中でどこよりもスピード対応できる事は顧客に選ばれるポイントにもなります。
他にも同業他社が行っているもので「地域性」が強い事業モデルであれば、その地域で行っていないサービスを提供する事で「その地域内」ではセールスポイントになります。
一般的に大多数の店舗(飲食店など)は地域性が強いビジネスモデルです。
このようにして、大きな視点で考えていくとセールスポイントは様々な観点から作り出す事が出来ます。
しかし全ての視点に共通する事としては、「顧客ニーズ」がある事が前提です。
陥りやすい傾向としては、顧客ニーズを「深く考えていない」セールスポイント(特に目新しい事業モデルに多くある傾向)を作ってしまう事です。
顧客から購入・導入されてこその「セールスポイント」です。
「なんとなくニーズがありそう」「他がやっていないから大丈夫」という見方だけでは結果的にセールスポイントではなく、1つの取り組みに終始してしまいます。
まずは顧客ニーズを掴んでから、競合がどれくらいそのビジネスモデルを行っているのか、またその地域ではどうなのか、に着目して取り組んでいく事がより良い「セールスポイント」を作る事につながります。
・セールスポイントは事業の核になり「顧客が購買・導入する理由」になる
・自己分析から導き出したセールスポイントは「顧客が購買・導入する理由」になるのかを考える
・競合が行っていないものに着目する
・サービスや地域性からもセールスポイントは作れる
・顧客ニーズがあって初めてセールスポイントが成り立つ
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『 事業計画書の多くの問題点 』
① 日本政策金融公庫の融資
② 創業融資支援の成功報酬はないのでしょうか?
③ 1000万円程の創業融資を受ける事は可能でしょうか?
④ 開業計画書を考える4つの視点
⑤ 開業時は日本政策金融公庫と銀行どちらが融資を受けやすいのでしょうか?
① 起業する前に知っておきたい21の知識
② 新規事業を成功へと導く立ち上げ時に検討すべき8つの思考
③ 資金調達を計画する時に知っておきたい考え方
④ 事業計画作成において把握しておきたい必要ポイント
⑤ 業界別の創業融資や事業計画書作成のサポート
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