起業家が共通して考える受け入れてもらいやすいサービスや商品の作り方 : 事業計画書

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起業家が共通して考える受け入れてもらいやすいサービスや商品の作り方

ビジネスターゲット層の抱えている課題に着目する

「ターゲット層の抱えている課題は何なのか」を考えていくとそのターゲット層に提供していくサービスや商品が見えてきます。

これは言い換えると「課題を解決してくれるサービスや商品」はターゲット層からすると非常に魅力的であり、導入・購買する理由や目的となるためです。

ニーズと提供しているサービス・商品がミスマッチ

他がやっているビジネスモデルや事業モデルを見ていくと、ある程度はターゲット層に対してどのようなサービスや商品を提供しているかがわかります。

しかし、全く同じビジネスモデルをやる場合を除いては、ターゲット層に受け入れられるサービスや商品をどのように考えていけば良いのか、イマイチ把握しきれない事は良くあります。

また「これは受け入れられるだろう」と思って実際に提供し始めても思ったように受け入れてもらえない場合があります。

こういった場合は、市場のターゲット層のニーズと提供しているサービスや商品とミスマッチが起きている事になり、結論としてはターゲット層のニーズを正しく理解していなかったという事になります。

そういったターゲット層とのニーズのヅレを解消するために取り組んでいく事が、ターゲット層の抱えている課題からニーズを導いていく方法になります。

切なるニーズ

ターゲット層が抱えている課題も様々あります。

大きいものから小さいものまでありますし、また重要度・緊急性なども人によってはそれぞれ違いがあります。

その中からある程度共通する事で、課題に感じている「切に感じているニーズ」を探します。

言い方を変えると優先順位が高い課題の中にあるニーズです。

この切に感じているニーズには大きく分けると2つ存在します。

1つ目は、「切に感じているニーズ」の中でも深刻度や必要度が高いものです。

・働くママの子供を預けられる場所を探す時間を抑えたい
・急に雨が降ってきてタクシーを捕まえたいがなかなか捕まえられない
・普段忙しすぎて、洗濯や掃除がほとんど出来ない

2つ目はそこまで深刻度や必要度が高くないもののニーズが多くあるものです。

・ためになる動画を見たい
・流行っているゲームをやってみたい
・検索する時になるべく時間を抑えて情報を得たい

などです。
「楽しい」や「おもしろい」や、流行ものなどはこちらのニーズに属します。

ただ考え方としては、必要度が高い、深刻度が高いからと言って、お金を払ってくれるかというとまた別問題になりますし、好きな事や個人の趣味などは、消費者ニーズが多様化している現在においては消費する傾向にもあります。

「必要度が高いから良い」「深刻度が低いからダメ」という考え方ではありません。

顧客にとって本当に「切に感じているニーズ」に対して、サービスや商品の提供側の更なる考察が必要になります。

趣味趣向、導入・購買プロセスを導く

このような「切に感じているニーズ」を導く事ができれば、そこから更に深堀を行い、ターゲット層の趣味趣向であったり、ターゲット層の導入・購買プロセスや判断基準を調べていく事で、提供するサービスや商品を導きやすくなり、また決定しやすくなります。

そして、そのサービスや商品に対して、他の人も「そういうものが欲しかった」とか「そういうのがあれば買ってみたい」と言ってもらえれば市場にアプローチしても受け入られる可能性も非常に高くなっていきます。

ターゲット層の絶対数や、受け入られる期間

その他には、導き出せた「切に感じているニーズ」に対して、受け入れられるターゲット層の絶対数や、受け入れられる期間(継続性)なども同時に考えて行く事で、更にサービス・商品が受け入れられる可能性が高くなり、結果的には市場を勝ち取っていける可能性が高いビジネスモデルを作り上げる事が可能となります。

ただ注意すべきなのは、自分の気持ちが先行するあまり、都合の悪い部分に目を背けてしまったり、無視してしまうという事です。

そうすると、逆に足元をすくわれてしまう事にもなり兼ねません。

特に都合の悪い部分がそのサービス・商品のネックや弱みとなる事も多分にあり得る事です。

最終的には、「切に感じているニーズ」という切口から入り、ヒントを導き出す事が出来れば、そこから最終的には総合的に考察していく事で精度の高いサービス・商品が生まれていく事となります。

まとめ

・ビジネスターゲット層の抱えている課題に着目する
・ターゲット層のニーズと提供サービス・商品がミスマッチを起こしている事が多い
・切に感じているニーズを導き出す
・切に感じているニーズに対し趣味趣向、導入・購買プロセスを導く
・受け入れられるターゲット層の絶対数や、受け入られる期間(継続性)も考える
・精度の高いサービス・商品の誕生

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