新規事業を立ち上げる場合や、事業計画作成時、新規事業を開始した後に考える際に「革新的・新規性が高い取り組み・サービス」という点を考察する事は良くあります。
革新的・新規性が高い取り組み・サービスは簡単に言うと、「他にはない新たな取り組み・サービス」と変換する事が出来ますが、見る人、聞く人によっては定義があいまいではあります。
ですが、少しの工夫、発想の転換で、この「革新的・新規性が高い取り組み・サービス」を作る事が出来れば、市場マーケットにとって先行者メリットを享受できる事にもなるため、可能であれば実装していきたいところです。
ここでは、比較的簡単に「革新的・新規性が高い取り組み・サービス」をどのように生み出していけば良いのかを紹介しています。
革新的・新規性が高い取り組み・サービスは、ふと思いついたりする事は少ない傾向にあります。
それは、いくら他にはない新たな取り組み・サービスであったとしても、ターゲットとする顧客や取引先からのニーズがなければ、最終的に収益につながりません。
その事から、ターゲットとする顧客や取引先のニーズを前提として、革新的・新規性が高い取り組み・サービスを考えていきます。
まず、最初に考える点としては、「現在の顧客や取引先にはどのような課題があるのか」という観点であり、最もベーシックな考え方になります。
例えば、「飲食店を探す時に、余り土地勘がない場所で近くで、美味しいご飯が食べられる店がわからない」と課題があるとします。
その場合、課題解決内容として「その場所から近くて美味しいご飯が食べられる店舗がわかる」事が挙げられます。
その課題解決内容がニーズとなり、それがきちんと理解出来ていれば、近くで美味しいご飯がたべられるにはどのようなサービスを提供すれば良いのかを考える事ができます。
そして、その方法を他にはない取り組み・サービスで提供すれば、「革新的・新規性が高い取り組み・サービス」と言えるようになります。
ターゲットとなる顧客や取引先から選ばれる理由から、「革新的・新規性が高い取り組み・サービス」を生み出す事も可能です。
選ばれる理由は、言いかえると「強み・セールスポイント」と同義になり、既に事業やサービス上の強みやセールスポイントがあれば、わざわざ革新的・新規性が高い取り組み・サービスにしなくても良いのでは?と考えられますが、案外この観点から考える事も革新的・新規性が高い取り組み・サービスを生み出すきかっけとなります。
例えば、サロン店舗の強み・セールスポイントとして、「施術が早くて丁寧に仕上げられる」があったとします。
サロンであるため、基本は人の手が入るため、人の手をロボットなどに代用しても確かに革新的・新規性が高い取り組み・サービスと言えるかもしれませんが、自社のリソースには限界があります。
そこで、「施術は早くて丁寧に仕上げられる」をもっと広く知ってもらいたいという観点から考えれば、販促手法の革新的・新規性が高い取り組みを考える事ができます。
また、「施術は早くて丁寧に仕上げられる」をもっと効率良く顧客に体感してもらいたいという観点から考えれば、その仕組み化に対し、革新的・新規性が高い取り組みを考える事が出来ます。
なぜ、こうなるかと言うと、それは、顧客から選ばれる理由から考えているため、既にターゲットニーズは顕在化しており、また自社が持っているリソースでもあります。
それを更にブラッシュアップして、他にはない取り組みやサービスに転換する事が出来れば、より現実的な革新的・新規性が高い取り組み・サービスを作る事が可能になるという事です。
ここ最近では、業種にもよりますが、革新的・新規性が高い取り組み・サービスとして、ITを活用したサービスを考える事が多い傾向にあります。
それは、ターゲットなる顧客や取引先などは当たり前のようにインターネットに触れ合う機会が多く、利便性を感じやすい事が挙げられます。
当然、ITだけが、革新的・新規性が高い取り組み・サービスとなるわけではありません。
そのターゲットニーズの文脈をきちんと整理していけば、他の取り組みでも革新的・新規性が高い取り組み・サービスとなり得ます。
どのようにしてそのターゲットニーズを解釈し、自社が持てるリソースで提供可能なのかを考える事で、より現実的な革新的・新規性の高いサービスを提供する事が可能になるはずです。
現在の自社のリソースでこの「革新的・新規性が高い取り組み・サービス」が生み出せない場合は、新たな技術の導入や設備の導入を検討する事になります。
ただ、この点においては、何かしらの先行投資資金が必要になります。
現在のキャッシュフロー状況を考察し、どこまでサービスをブラッシュアップしていけるかを十分に検討し、自社の持てる革新的・新規性の高い取り組み・サービスを考察していただければと思います。
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